ニュース
「大炎上」の果てに降格も…… メールやSlackで怒り狂う人々が後を絶たない理由:トラブルを避けるには?(1/4 ページ)
在宅勤務の普及でメールやSlackでやりとりをするシーンが増えた。一方、使い方を間違えると大炎上してしまう。筆者が実体験を踏まえてアドバイスする。
メールやSlackなどのビジネスチャットで怒り狂う人たちが後を絶たない。
某ベンチャー企業で働くA君は、何も考えずにぐだぐだとした長文メールを上司に送り続け、その無能さ加減から見放されてしまった。そして、重要でやりがいのある役割も任されなくなり、結局転職していった。
筆者も米国で弁護士として働いていた際に炎上を巻き起こしたことがある。私は、徹夜続きで疲労困憊の状態だった。そして、あまりに情報連携が雑で私のペースを乱していたヨーロッパ拠点の同僚弁護士たち(幹部も含む)全員に対して、真夜中につい嫌みな口調の依頼メールを送信した。朝起きてみると直属の上司から、「こんなメールを海外に送信する前にまず私に一言話すべきだろ」と冷たいながら怒り心頭のメールが届いていた。自分自身にそこまでの悪意があったわけではなかっただけに心外でもあり、ショックを受けたものである。
考えてみれば、対面で普通に会話すればあっさり終わるような内容でも、メールやSlack、そしてLINEなど(以下、総称して「デジタル通信」とする)で伝えた結果、大炎上するケースが少なくない。誰でも一度や二度は、怒りのあまり、スマートフォンの送信ボタンを強くタップしてしまった経験はあるはずだ。そしてコロナ禍のリモートワークが注目を集める中、この「デジタル通信炎上問題」はますます重要になっている。
関連記事
- 退職時にこそ猛烈に仕事をすべき2つの理由
転職市場が活性化しており、何度か退職を経験した人も多いだろう。退職時にこそ猛烈に仕事に取り組むべきだと筆者は主張する。どういうことかというと……。 - レゴランドってそんなにひどいの? 家族を連れて行ってみた
「隣接する商業施設からテナントが撤退」「水筒の持ち込み禁止」などのニュースで注目を浴びているレゴランド。ネット上では酷評する声もあるが、実際はどうなのだろうか。記者が家族を連れて遊びに行ってみた。 - スシローとくら寿司 「価格帯」と「シャリ」から見えた戦略の“決定的”な違いとは
大手回転寿司チェーンのスシローとくら寿司。標準的な寿司の重さはほぼ一緒。しかし、価格とシャリの違いから戦略の違いが見えてきた。 - 嫌いな上司を黙らせる2つの方法
どこの職場にも嫌いな上司や先輩はいる。愚痴や告げ口をしても何も解決しない。上司を黙らせる“超建設的”な方法とは? - 外資系証券で6000万円使って分かった接待の極意
顧客と信頼関係を築く手段としてに欠かせない接待。筆者は外資系証券会社に在籍していた際に通算580回の接待をした。合計6000万円近くを使って見えてきた接待の極意とは?
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.