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コロナ禍の医療DX! 開発に5年「AI問診ユビー」が期待されるワケ時間短縮(4/5 ページ)

医療界にも、さまざまなツールが導入されている。その中でも、筆者は「AI問診ユビー」に着目。各方面から注目されているこのサービスは、どんな機能を搭載しているのか。共同代表に話を聞いたところ……。

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新型コロナの院内感染予防にも

 今年5月、ユビーは「AI問診ユビー」内に「COVID-19トリアージ支援機能」を実装した。これは、新型コロナらしき症状を発症した患者が自宅や病院内に入る前の野外、院内の別室などで、患者自身のスマートフォンや病院のタブレットなどを用いて、問診ができるというもの。

 感染が疑われる回答があった際は、自動的に医師へアラートが通知されるため、通常の患者とは動線を分けるなどして、院内感染防止に役立てている。現在までに、1万1000件以上の利用が確認されているとのこと。


共同代表取締役で医師の阿部氏

 コロナ禍で医療業界のDXが進むなか、全国の医療機関から同社に届く問い合わせの内容に変化が現れているようだ。

 「これまでは、効率化など働き方改革のツールとしての需要がメインでしたが、コロナ禍の到来により、異なるニーズが見えてきました。不安にさいなまれた患者さんが突然来院して院内感染を抑止できなかったり、コロナ疑いのある患者さんが適切な受診先にかかれなかったり、いわゆる『医療へのかかり方』に課題があるとの声が聞かれています。これらのニーズに応えられるよう価値提供の拡大を図っているところです」(阿部氏)


ユビーは社員90人、平均年齢33歳。志高いメンバーが集う

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