連載
人気ステーキチェーンを超えた!? ハンバーグ専門店の「挽肉と米」と「極味や」に行列ができるワケ:長浜淳之介のトレンドアンテナ(4/6 ページ)
「ハンバーグ専門店」に注目が集まっている。「挽肉と米」と「極味や」が新しい食べ方を提案し、行列ができている。ステーキブームが落ち着く一方で、なぜハンバーグが支持されるのか。
実力者たちが立ち上げ
炊き立てのご飯も、挽肉と米の柱の1つだ。
4つの羽釜を使って営業時間中はずっと炊き続けている。常に炊き立てのご飯を提供している。使用する米は日によって異なるが、秋田県産あきたこまち、新潟県産みずほの輝きといった銘柄米を仕入れている。
同店では“ハンバーグ・オン・ザ・ライス”を推奨しており、ご飯に合った日本のハンバーグを追求している。締めとして生卵をご飯にかけて、卵かけご飯にする人も多い。
この店を経営するのは、「挽肉と米」という会社。「一風堂」を展開する力の源カンパニー元社長で、独立して「ランプ」という会社を営む清宮俊之氏と、行列ができる「山本のハンバーグ」を経営する「俺カンパニー」社長の山本昇平氏、メディアや商品のプロデュースを行う「POOL」社長の小西利行氏の3者で設立した。
ハンバーグのプロである山本氏にとって、ずっと出したかった店だったそうだ。
本格的な事業化に向けて多店舗化する構想があり、2号店の出店が東京都心部に決まったとのうわさもある。
関連記事
- レゴランドってそんなにひどいの? 家族を連れて行ってみた
「隣接する商業施設からテナントが撤退」「水筒の持ち込み禁止」などのニュースで注目を浴びているレゴランド。ネット上では酷評する声もあるが、実際はどうなのだろうか。記者が家族を連れて遊びに行ってみた。 - スシローとくら寿司 「価格帯」と「シャリ」から見えた戦略の“決定的”な違いとは
大手回転寿司チェーンのスシローとくら寿司。標準的な寿司の重さはほぼ一緒。しかし、価格とシャリの違いから戦略の違いが見えてきた。 - 「焼肉ポリス」がお客にダメ出し!? 安楽亭と牛角を脅かす「焼肉きんぐ」の戦略に迫る
大手焼き肉チェーンの「焼肉きんぐ」が快進撃を続けている。サービスの要となるのは「焼肉ポリス」の存在だ。豊富なメニュー開発力も強さを支える。 - 吉祥寺でステーキ戦争勃発 「いきなり!」「やっぱり」「ステーキ屋松」の決定的な違いをプロが分析
沖縄発の「やっぱりステーキ」が東京・吉祥寺に進出。この地には「いきなり!ステーキ」と「ステーキ屋松」がある。プロが3店舗を分析して分かった決定的な違いとは? - 「生ビール190円」の原価率は85%? お客が3杯飲んでもしっかり利益が出る仕組みとは
「生ビール1杯190円」という看板を見かける。安さでお客を引き寄せる戦略だが、実は隠されたメリットもある。どんな狙いがあるのか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.