USJの任天堂新エリア、2月4日オープン 「マリオカート」でキャラクターとレース体験:重厚感のある「クッパ城」も
「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」を運営するユー・エス・ジェイは、任天堂のゲームをテーマとする新エリア「スーパー・ニンテンドー・ワールド」を2021年2月4日に開業する。「マリオカート」のアトラクションなどを設置し、ゲームの世界を再現する。
「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」を運営するユー・エス・ジェイは11月30日、任天堂のゲームをテーマとする新エリア「スーパー・ニンテンドー・ワールド」を2021年2月4日に開業すると発表した。「マリオカート」などのゲームの世界を全身で体験できる仕掛けをちりばめたエリアとなる。
新エリアは、任天堂のゲームやキャラクターの世界を最新テクノロジーによって再現した大規模テーマエリア。20年夏にオープンする予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期。21年春に開業するとしていた。
新エリアには、マリオカートをテーマとしたライドアトラクション「マリオカート 〜クッパの挑戦状〜」や、人気キャラクター「ヨッシー」の背中に乗って冒険するライドアトラクション「ヨッシー・アドベンチャー」などを新設する。
マリオカートのアトラクションでは、ゲームで慣れ親しんだマリオカートに実際に乗り込み、ハンドルを握ってレースに参加。ドリフト&スピンしながらコースを滑走し、その横をマリオやルイージなどキャラクターのカートがすり抜けていくレース体験ができる。レース中は、アイテムボックスからゲットした「こうら」を投げて敵を撃退するなど、ゲームの世界に入り込むことができるという。
また、AR(拡張現実)、プロジェクションマッピング、スクリーン投影映像などの映像技術とスチームなどの特殊効果を、舞台セットとしてコース上に再現した歴代のゲームの名シーンと組み合わせることで、マリオカートの世界を表現する。
新エリアのシンボルの一つである「クッパ城」も、ゲームの世界を忠実に再現。石造りの壁で囲まれた城内には、トゲトゲしくとがった鉄柵や、厚くて重い鋼鉄の扉、威圧感のある巨大なクッパの石像が中央に飾られた大階段など、重厚感のある造りになっている。マリオカートのアトラクションは、クッパ城内の最深部に設ける。
クッパ城や「ピーチ城」などがそびえるエリア内では、パーク内で購入できる「パワーアップバンド」とスマートフォンアプリを連動させることで、マリオのように「ハテナブロック」をたたいてコインを集めることができる。全身を使ってコインやアイテムを集めて回るなど、「ゲームの楽しみをテーマパークに最適化した、これまでにない“アソビ体験”」(同社)を提供する。
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