2015年7月27日以前の記事
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2021年のドル円は90円? 超円高が起きかねない理由(2/2 ページ)

「ドル円は2021年いっぱい下がり続けて90円、95円くらいになる。超円高が起こる」。21年のドル円為替について、このような予想を披露するのは、マネックス証券のチーフ・FXコンサルタントの吉田恒氏だ。

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同様のトレンドはリーマンショック時にも

 同様のことはリーマンショック時にも起きた。株価下落が底を打ったタイミングではドル高となり、そこから株価が回復するにつれて下落が進んだ。当時は2年ほどこの傾向が続き、かなり息の長いものだった。


リーマンショックの際も、円高トレンドは2年以上続いた(マネックス証券)

 これはドルと、例えば豪ドルなどでも起きている。ただし、豪ドルでは20年中に金利差とのかい離がほぼ解消されたのに対し、日本円ではまだ開いたままだ。「今の金利差は、100円を超える円安を正当化できるものではない。95円くらいが適切な水準だ」と吉田氏。

 21年もドル安トレンドが継続するかどうかが注目される。


パニックのドル買いで起きた金利差とのかい離は、未だに解消されきっていない(マネックス証券)
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