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テスラに続くのは、果たしてどのEVベンチャーか?完成車メーカーとして確立したテスラ(4/6 ページ)

クルマの電動化が加速している。既存メーカーのハイブリッドやEVへの転向はもちろん、テスラを始めとするEVベンチャーも多数立ち上がっている。ここでは、イーロン・マスクが採ったテスラの成長戦略を思い起こしつつ、数あるEVベンチャーの現状と今後の可能性を見ていく。

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数あるEVベンチャーは、どれだけ生き残れるか

 北米では、EVベンチャーが急速に増えている。実質的にはベンチャーキャピタルが運営しているようなものだが、これらは今後どのように成長していくだろうか。

 北米には、ニコラ・モーター、ボリンジャー・モータース、リビアン、フィスカー、ルシッド・モータース、ローズタウン・モーターズなど、目ぼしいところだけでも片手を超えるほどのEVベンチャーが存在する。

 ニコラ・モーターはテスラ同様、そのネーミングを、交流電流を広めた発明家ニコラ・テスラを由来としているだけに、テスラの二番煎じの印象だが、その実態はどうであろう。

 同社は、投資家や購入者の関心を煽りたいあまりに自社の技術をやや誇張して紹介したため、非常に残念なことに開発能力を疑われてしまった。その後GM(ゼネラルモーターズ)のバックアップを得られるようになったが、信用を完全に取り戻したといえるほどにはない。


ニコラ・モーターが生産を予定しているピックアップトラックの「Badger(アナグマの意)」。GMのピックアップトラックをベースにプラグインのFCV(燃料電池自動車)として、デザインをリファインする予定だ。しかし16年に発表した燃料電池トラックも水素ステーションもまだ実現しておらず、今後の活動を怪しまれている

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