楽天銀行は、2020年12月末に預金残高が5兆円を突破したと発表した。20年6月に4兆円を超えており、6カ月で1兆円増加した。
ネット銀行各社の預金残高は増加基調にある。住信SBIネット銀行は20年11月に預金残高が6兆円を突破した。
増加の原動力の1つとなっているのが、証券会社との口座連携サービスだ。楽天銀行は楽天証券と口座を連携させる「マネーブリッジ」サービスを提供しており、19年7月から20年8月の約1年間で預金残高を1兆円増加させた。同サービスの預金残高は、8月時点で2兆円を超えており、総預金残高の4割以上がマネーブリッジ利用者のものと見られる。
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