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マスクだけで200億円! アイリス、売上高は過去最高の6900億円22年には売上高1兆円を目指す(3/3 ページ)

アイリスオーヤマは1月7日、同社を含むグループの2020年度決算の速報値を発表。グループ29社全体の売上高は、過去最高の6,900億円(前年比38%増)、経常利益9.0%で増収増益となる見込みだ。アイリスオーヤマ単体での売上高も過去最高の2185億円(同36%増)、経常利益は2.2倍の270億円となった。コロナ禍で好調となった背景には何が

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21年度のグループ売上高予想は前年比23%増の8500億円

 BtoB事業では、AIサーマルカメラ、デスクスクリーンなどの感染対策商品を発売。新規参入した「IoTソリューション事業」ではAIカメラ、AI除菌清掃ロボットを発売し、事業基盤を強化してきた。

 11月には、法人向け清掃ロボ事業に参入。ソフトバンクロボティクス(東京都港区)が開発・製造する除菌清掃ロボット「Whiz i」(ウィズ アイ)をベースにした「Whiz i IRIS EDITION」(ウィズ アイ アイリス エディション)を発売。

 Whiz i IRIS EDITIONは、多様な業種の利用ニーズに合わせて最適化でき、オフィスや商業施設に導入することで、清掃業務を自動化できるほか、外部機器と接続することで、スピーカーやカメラを用いた販促やマーケティングへの活用などにも応用できる点を売りにしている。


AIによる全面清掃で清掃コスト削減を目指せる(出所:プレスリリース)

 海外では、ネット通販を中心に順調な売上と利益を達成した。20年11月には米「ペンシルベニア工場」を本格稼働させた。また、中国「天津工場」も21年6月に竣工予定で、海外でのネット通販に対応した物流・供給体制をさらに強化する。


設備投資を引き続き進める(2020年アイリスグループ決算速報説明会資料より)

 21年度の売上高予想は、グループ売上高8500億円(前年比23%増)、アイリスオーヤマ単体では売上高2800億円(同28%増)とした。

 21年は、冷蔵庫やエアコンなどの大型家電の開発を強化する。また、東日本大震災から10年になるのを機に、20年8月に静岡県の富士小山工場に飲料水生産設備を開設。災害時に首都圏へ早急に飲料水を供給できるよう、飲料水製造を本格稼働させる他、角田工場でのパックごはんの増設、つくば工場第2倉庫の増設など積極的な投資を実施し、22年にグループ売上高1兆円を目指す。


(出所:プレスリリース)
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