2015年7月27日以前の記事
検索
ニュース

ファーストリテイリング 営業利益23%増 巣ごもり需要で部屋着やヒートテック毛布などが好調通期見通しは変えず(3/3 ページ)

ファーストリテイリングは1月14日、2020年9月〜11月期の連結決算(国際会計基準)を発表した。それによると、売上高にあたる売上収益は6197億円(前年同期比0.6%減)、営業利益は1130億円(23.3%増)と大幅な増益となった。巣ごもり需要などで国内や中華圏でのユニクロ事業やジーユー事業が好調だったことが影響した。

Share
Tweet
LINE
Hatena
-
前のページへ |       

ジーユー事業 テレビCM商品が好調

 ジーユー事業の売上収益は765億円(4.9%増)、営業利益は136億円(9.9%増)と、増収増益になった。

 テレビCMで打ち出したスウェットライクニットや、トレンドのダブルフェイススウェットやシェフパンツ、在宅需要に適したラウンジウェアの販売が好調で、既存店売上高は増収となった。スウェットライクニットは、スエットのような伸縮性のある着心地と、ニットの質感を兼ねそなえた新感覚素材ニット。コーディネートによってあらゆるシーンで着用でき、幅広い世代で楽しめる点などが好評を得た。


テレビCMで訴求した「スウェットライクニット」(プレスリリース)

 Eコマースの売上高は約4割増収。オンラインで注文した商品を店舗で受け取るなど、店舗とEコマースのサービスを融合した点が好調だったことや、アプリを通じた情報発信を強化したことを理由にあげる。


グループ上席執行役員CFO 岡崎健氏(配信動画より)

 同社は通期で、売上収益2兆2000億円(9.5%増)、営業利益2450億円(64%増)と見込む。第1四半期の業績が計画を上回る水準となったことで、上期の業績は、現時点では計画を上回る進捗であったことから、親会社に帰属する当期利益で過去最高となる1650億円(82.6%増)を目指す期初予想も変えなかった。

前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る