ホリエモンが「次の基幹産業は宇宙ビジネスだ」と断言する理由:インターステラの採用戦略(前編)(4/4 ページ)
北海道大樹町で観測ロケットと超小型衛星打ち上げロケットを独自開発しているインターステラテクノロジズ。同社ファウンダーのホリエモンこと堀江貴文が宇宙ビジネスが自動車産業などに代わって日本の基幹産業になる可能性を語る。日本が持つ技術的・地理的なポテンシャルの高さがあった。
宇宙ビジネスで活躍できる人は
中神: ISTで働いている人は、どのような業界にいた人や、どのようなことを学んだ人が多いのでしょうか。
稲川: 当社の社員にどういう傾向の人が多いですかと聞かれても、正直なところ、傾向はまったくないですね。転職した人もいれば、大学を卒業してそのまま入社した人もいます。平均年齢は34歳くらいですが、20代から50代までいて、年齢層はバラバラです。
堀江: とにかく必要な人材であれば、立場は関係ないですね。大学院を出ているかどうか、遠隔作業ができるかどうかを求めるのは、職種によります。ただ、リモートワークの職種でも、打ち上げ前は北海道に1カ月滞在する、または打ち上げの半年前から滞在する場合があります。
稲川: もともとある程度の職種でリモートワークをしていたので、新型コロナウイルスの影響で働き方が変わったかというと、あまり変わらないですね。
中神: 本社が北海道大樹町、支社が千葉県浦安市にあって、最近は室蘭工業大学にもISTのエンジニアが常駐しています。通常から複数拠点で開発しているので、リモートワークは根付いていますよね。あとは、どのような人が活躍できそうなのか、具体的なイメージを教えていただけますか。
稲川: 手が動く人ですね。やりたいことに対して、まだまだ小さな会社なので、一人ひとりがいろいろなことをやる必要があります。専門分野の強みを生かしながら、それ以外の分野にも手を広げて、ものをつくっていくことになります。
つくるものはハードウェアの部品みたいなものから、プロジェクトまで多様なものがあります。年齢はまったく関係ないですね。若い人でも、新卒の人でも、すぐバリバリ大活躍できる職場だと思っています。
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