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コロナ禍にベイスターズが多角化戦略、狙いは?:シェアオフィスやビアカフェ(2/3 ページ)
新型コロナの感染拡大は、プロ野球界にも大きな影響を与えた。各球団が苦戦を強いられる中、本業以外でも奮闘していたのが、横浜DeNAベイスターズだ。どんな事業を行っているのかというと……。
提供するのは、野球場での原体験
日常に溶け込むため、「子ども」との接点にもチカラを入れている。ベイスターズでは、横浜市内各区で4カ月児健診を受診する乳児を対象に、オリジナル絵本をプレゼント。20年はコロナウイルスの影響で実施できなかったが、10年から始まった、OBや現役の選手による小学校訪問は100校以上が受け入れをしている。
今年の1月には、球団創設10周年目を記念し、神奈川県の小学校などに通う約46万人の子どもたちに、ナップサックやマスクなどのギフトバッグが配られた。ちょうどこの記事を執筆中に、横浜市内の小学校に子どもを通わせている友人から写真とともに、「小学校に配られていて感動した。ベイスターズのファンになる」とメッセージが届いた。野球に興味のなかった子どもたちも喜んで使っているという。
一見、野球とは縁遠く思える「女の子」たちへのアプローチも欠かさない。その切り口がチアダンスだ。現在、ベイスターズのオフィシャルパフォーマンスチーム「diana(ディアーナ)」の現役メンバーやOGなどが指導するチアスクールを神奈川県内の十数カ所で開催。年間の生徒数は1000人を超え、多くが入会待ちするほど、事業としても好調だという。
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