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中村玉緒さんのおかげで“脱・ローカル” ご長寿商品「マロニーちゃん」がコロナに負けず絶好調の理由:長浜淳之介のトレンドアンテナ(2/6 ページ)
お鍋のお供として有名な「マロニーちゃん」。売り上げが冬に集中していたが、春や夏にも売れた。その理由とは?
「生マロニーちゃん」もある
マロニーちゃんは、北海道産の「じゃがいもデンプン(遺伝子組み換えでない)」を主たる原料としており、国産(国内製造)の「コーンスターチ(とうもろこしデンプン)」を配合したシートを細切りにカットして麺状にした製品だ。
生麺のもちもちプリプリした食感の「生マロニーちゃん」と、それを乾燥させたつるつるシコシコした食感のマロニーちゃんの2種類があり、全国に広く普及しているのは乾燥しているほうだ。従って、一般にマロニーちゃんとは、乾物の製品を指している。
一方、生マロニーちゃんは大阪を中心に主に関西で販売されている。
ゆで時間は、生が1分程度、乾燥しているほうが5〜6分である。
乾物のマロニーちゃんは、賞味期限が常温で3年と長い。この賞味期限の長さも、1年前の緊急事態宣言時に買い求められた要因だ。即席ラーメンや乾燥パスタと同様、長期保存に向いており備蓄ができる点が消費者に選ばれている。
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