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ワールドが希望退職者を募集 展開するブランドの整理も:2020年9月にも募集していた
ワールドが希望退職者を募集する。さらなる構造改革を進めるため。2020年9月にも希望退職者を募集していた。
アパレル大手のワールドは2月3日、希望退職者を募集すると発表した。
対象となるのは、グループ会社の「フィールズインターナショナル」(神戸市)と「ワールドストアパートナーズ 」(東京都港区)に勤務する40歳以上の社員(定年再雇用者を含む)。募集人数は約100人で、募集期間は3月9〜19日。退職予定日は4月20日としている。退職希望者には通常の退職金に加え、特別加算金を支給する。また、再就職支援も行う。
同社は2020年8月から不採算ブランドの整理、低収益店舗の撤退、人員合理化といった構造改革を進めてきた。同年9月には希望退職者を募集しており、当初の想定を上回る294人が応募している。
しかし、その後も都心部の駅ビルや百貨店の店舗を中心に苦戦が続いていた。外出自粛の影響で、同社グループの強みである外出・通勤をする女性向け商品のニーズが減少したことが背景にある。そこで、さらなる構造改革が必要だと判断。希望退職者の募集に加え、百貨店チャネルで展開するブランドを整理したり、低収益店舗の撤退を実施したりすることで、グループ全体の収益力向上を目指す。
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