ニュース
そごう・西武、デパ地下商品の宅配サービス開始 西武池袋本店から最短45分:独自システム構築を視野に
そごう・西武は、百貨店のデパ地下で販売する総菜や弁当の宅配サービスを開始する。まずは2月26日から、既存の宅配サービスを活用して西武池袋本店の近隣地域にサービスを展開。今後、独自システムの構築を目指す。
そごう・西武は2月24日、百貨店のデパ地下で販売する総菜や弁当の宅配サービスを開始すると発表した。まずは2月26日から、実証実験として、既存の宅配サービスを活用して西武池袋本店の近隣地域にサービスを展開。今後、セブン&アイグループの宅配網を活用した独自システムの構築を目指す。
新型コロナウイルス感染拡大によって、料理や弁当の宅配ニーズが拡大している。同社はデパ地下の総菜や弁当の宅配需要に対応することで、利便性を高め、商圏の拡大や新規顧客獲得を狙う。
実証実験では、宅配サービス「出前館」を通じて、当日即配や日時指定予約注文を受け付ける。西武池袋本店から半径3キロ程度の範囲の豊島区全域、文京区・板橋区・練馬区の一部が対象地域となる。宅配の対象となるのは税込1500円以上の購入で、送料は税込500円。店舗から2キロ圏内の場合は、最短45分で配達する。
同店の食品売り場で販売する総菜、弁当、スイーツなど約80ブランドの計250商品の宅配に対応する。
今回の実験では出前館を通じて受注するが、今後、独自の受注宅配サービスのシステムを構築。セブン&アイグループが取り組む「ラストワンマイル」のプラットフォームを活用する。また、受注から宅配までのオペレーションを整備し、宅配時間短縮や利便性向上を目指す。
関連記事
- パルコが「津田沼」「新所沢」を閉店 2023〜24年に、駅周辺の競争激化で
J.フロントリテイリングは、子会社のパルコが運営する「津田沼パルコ」と「新所沢パルコ」の営業を終了すると発表した。津田沼パルコは2023年2月末、新所沢パルコは24年2月末で閉店する。 - スシロー、持ち帰り専門店「スシローTo Go」本格展開 年内に10店舗以上出店
あきんどスシローは、持ち帰り専門店の名称を「スシロー To Go」とし、全国に拡大する。拡大するテークアウト需要に対応。2月26日に「JR我孫子駅店」を出店する。2021年中に10店舗以上の出店を目指す。 - ローソン、Uber Eatsで医薬品のデリバリー開始 国内初
ローソンは2月4日から、「Uber Eats」で医薬品を届けるサービスを開始する。国内のUber Eatsで医薬品を取り扱うのは初めて。東京都内の3店舗から開始。49種類の医薬品を取り扱う。 - インバウンドは「ゼロ」想定… 赤字相次ぐ百貨店大手、“休業2カ月”の穴は埋まるか
百貨店大手の第1四半期決算では、新型コロナ感染拡大に伴う店舗休業の影響が大きく、赤字の計上が相次いだ。営業再開後も消費動向を見通しづらい情勢となっている。2020年度の見通しでは、三越伊勢丹HDなどがインバウンドの売り上げをゼロと想定している。 - すかいらーく、最終赤字172億円 デリバリー・テークアウト強化へ、専門店も出店
すかいらーくホールディングスの2020年12月期は、純損益が172億円の赤字に転落した。新型コロナウイルス感染拡大によって、年間を通じて売上高が落ち込んだ。デリバリー、テークアウトの強化などによって、21年12月期は黒字化を見込む。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.