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1000円に手を出す「ダイソー」と100円にこだわる「セリア」 コロナ禍でも好調な業界に変化長浜淳之介のトレンドアンテナ(5/7 ページ)

コロナ禍でも100円ショップ業界が好調だ。「2強」のダイソーとセリアでは戦略が大きく異なる。キャンドゥとワッツの独自戦略にも迫る。

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主婦はダイソーよりセリアを支持

 マーケティング会社PLAN-B(大阪市)が運営する「カジナビ」は、2月22日に「主婦1021人が選んだ 好きな100円ショップランキング」を発表した。

 同ランキングによると、好きな100円ショップ1位はセリア(479人)で、2位はダイソー(477人)、3位はキャンドゥ(49人)、4位はワッツ(9人)だった。


主婦が選んだ好きな100円ショップトップ5(出所:PLAN-Bリリース)

 なぜ、セリアが支持されるのか。同社は「商品のデザイン性の高さや、製菓・手芸・DIYなどの手作りを応援するグッズの品ぞろえの豊富さに定評あり。ディズニーやサンリオのキャラクターものも多く、子育て世代にも重宝されている」と分析する。


主婦が100円ショップに行く頻度(出所:PLAN-Bリリース)

 商品の入れ替わりも頻繁で、かわいいものを見つけたらついつい買ってしまう人が多い。これが“セリアパトロール”をする人の心情だろう。

 PLAN-Bはダイソーについて「豊富な品ぞろえでオリジナル商品も多く、老若男女、幅広い層から支持を集めている」と評している。アウトドア商品やコスメ関連商品が充実している点を評価する人もいる。

 まとめると、ファッション性ではセリア、実用性でダイソーといったところか。

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