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AOKIの「パジャマスーツ」は、スタンダードになるのか:ニューノーマル時代(3/3 ページ)
紳士服のAOKIから発売されている「パジャマスーツ」が売れているという。 確かに、コロナ禍における今日の生活者のニーズを適切に捉えた商品なのである。
コロナ禍は、さまざまなビジネスに打撃を与えている。しかし、その中でも、顧客のニーズに真摯に耳を傾ければ、新たなチャンスも見えてくる。コロナが収束した後にも、今の生活様式が「ニューノーマル」になると言われている。ニューノーマルの時代の新たなニーズ発掘は、多くの企業の課題である。
今回の「パジャマスーツ」は、主にリモートワーカー向けであるが、実はシニアの方にも是非ともお勧めしたい。実は、筆者は一般社団法人日本元気シニア総研の主任研究員も兼務している。2月10日に、JAGES(Japan Gerontological Evaluation Study,日本老年学的評価研究)のプレス発表があった(Zoomによるオンライン)。その研究発表の1つに、「(65歳以上の主にリタイヤ層において)オンラインでの交流をしている人はうつ発症リスクが3割少ない」というものがあった。中高年のオンライン交流はFacebookでの文字と写真がメインかもしれない。しかし、オンラインミーティングツール、Zoomの利用はビジネスだけでなく、「Zoom飲み」などにも代表されるように、プライベートでの利用もどんどん広がっている。
そんなとき、どんな格好で、画面越しの相手に会うのだろうか。格好を気にしなくなると、人間、かなりヤバい。「楽だけど、パリッとして見える・パジャマスーツ」は、いかがだろうか?(金森 努)
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