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移住したい都道府県ランキング 1位は常連「長野県」ではなく:テレワークが影響
「テレワーク」導入によって、地方移住を考えている人に影響は出ているのだろうか。移住希望者に住みたい都道府県を聞いたところ……。
新型コロナウイルス感染拡大を受けて、「テレワーク」を導入した企業が増えているが、地方移住を考えている人に何らかの影響は出ているのだろうか。ふるさと回帰支援センター(東京)の窓口で相談した人に、移住希望先を聞いたところ、トップは「静岡県」であることが分かった。
1位の常連は「長野県」。これまで2015年、17年、18年、19年に行った調査でいずれもトップだったが、20年は3位に。2位は「山梨県」、4位「福岡県」、以下「宮城県」「広島県」「北海道」と続いた。
9位に「神奈川県」、10位「群馬県」、12位「茨城県」、13位「栃木県」がランクイン。この結果について、ふるさと回帰支援センターは「コロナ禍で在宅勤務となり、職場へのアクセスを重視していた人が、出勤時間よりも『もう一部屋』の余裕を求めての引っ越しに近い感覚での移住希望が増え、東京の郊外の概念がさらに拡張していったものと考えられる」と分析した。
移住のタイミングを尋ねたところ、「1年以内の移住」(33.2%)希望者が前年より6.1ポイント増加。「リモートワークによって、転職しない移住が実現することになった。移住のネックとなっていた仕事の問題が解決したことで、(「1年以内の移住」を希望している人が)増えたのではないか」(同)としている。
東京の窓口で相談した4400人が回答。調査期間は2020年1月7日〜12月26まで。
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