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AI insideの衝撃【前編】売上を250%成長させるSaaSの逆セオリー(2/7 ページ)

手書き書類を人工知能(AI)を用いて高精度にデジタルデータに変換するOCRソフトウェア 「DX Suite」を提供するAI insideは、2021年3月期の業績予想売上高が対直近年度+281%を見込み、3月期決算の国内上場企業で最も高い成長率での着地を見込んでいます。同社がいかにSaaSプロダクトを急成長させたか。また、新たに展開を加速させているAI プラットフォーマー化への展望を前編・後編でお伝えしていきます。

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AI insideとはどんな企業か?


AI inside概要

 AI insideは渡久地社長自身が行ってきた人工知能(AI)研究をもとに、15年に設立したスタートアップです。

 現在の主なサービスは、手書きの請求書や受発注帳票などあらゆる書類を、高精度でデジタルデータ化するSaaS型のプロダクト「DX Suite」です。

 これまで企業は、顧客などから受け取った紙ベースの書類を担当者が手入力でデータ化することが頻繁にありましたが、AI-OCR(AI技術を取り入れた光学文字認識機能)である「DX Suite」を用いることで、手書き文字であっても99.9%以上の精度でデータ化が可能となり、人件費を大幅に削減することが可能となりました。

 現在「DX Suite」の契約件数は1万2900件にのぼり、AI-OCR 市場では64%のトップシェアを誇っています。

※株式会社ミック経済研究所2020年2月発刊「AI OCRで拡大する OCRソリューション市場動向 2020年度版」より


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