調査リポート
「IQOS」や「glo」を使い続ける理由 3位「銘柄」、2位「におい」、1位は?:加熱式ユーザーに聞く(2/2 ページ)
アンケート調査ツールの開発などを行うスパコロは3月11日、加熱式たばこをメインで吸う喫煙者1031人を対象に実施した「加熱式たばこに関する調査」の結果を発表した。
各ブランドを使い続ける理由は……
同じブランドを利用し続ける人に理由を尋ねてみると「吸った感じの重たさ・軽さが違うから」が最も高く33.6%であった。次いで「他の加熱式と比べ、においが気にならないから」(29.4%)が続いた。吸ったときのたばこ感やフレーバーの好み、煙やにおいが気にならないことなどが上位を占めた。
調査では、継続利用者がどこに良さを感じているのか、主要加熱式たばこ3種の比較も行っている。
アイコスの継続理由上位は「吸った感じの重たさ・軽さが合うから」(33.4%)、「他の加熱式と比べて、においが気にならないから」(28.7%)であった。これに対しグローは「他の加熱式と比べて、たばこ代がかからないから」(25.9%)、「デバイス・本体の充電が持つから」(22.2%)など、価格設定や使い勝手の良さが継続理由の上位となっているのが特徴的だ。
プルームでは「他の加熱式と比べて、においが気にならないから」(51.5%)という理由が他ブランドを大きく上回る結果となった。「たばこ葉を加熱している訳ではないので、嫌なにおいが発生しにくい」という特徴が利用者に高く評価されていることが分かる。同時に「たばこ会社・メーカーに信頼があるから」が24.2%と、国産メーカーならではの理由が入っているのも特徴だといえる。
調査は2月26日〜3月1日にインターネットで実施した。
関連記事
- フィリップモリス、IQOSキットを値下げ 加熱式への移行促す
フィリップ モリス ジャパンは、加熱式たばこ「IQOSキット」のメーカー希望小売価格を1月25日に値下げすると発表。価格を抑えることで紙巻たばこからの移行を促す狙い。 - 加熱式たばこデバイスにも“多様性”を 「プルーム」や「グロー」に新色
紙巻たばこから移行する人が増えている加熱式たばこ。通常の商品は白や黒など単色が多いが、各社がデバイスのカラーを増やしたり限定商品を発売したりと、味や機能性とは異なる部分での差別化に力を入れている。 - JTが「キャメル・シガー」の2銘柄を380円で発売
Tは、キャメルブランドからスーパースリムサイズの「キャメル・シガー・スリム」と「キャメル・シガー・ライト・スリム」の2銘柄を2021年1月15日に発売すると発表。 - フィリップモリスが新型の加熱式たばこを全国展開 「IQOS」や「glo」との違いは?
フィリップ モリス ジャパンは、一部地域で販売していた加熱式たばこ機器「lil HYBRID(リル ハイブリッド)」を全国展開すると発表した。 - JT、コンパクトサイズの「プルーム・テック・プラス」発売 たばこカプセルの残量が分かるディスプレイも搭載
JTは「プルーム・テック・プラス」から、コンパクトサイズの新モデル「プルーム・テック・プラス・ウィズ」を発売する。高さを約半分に改良し、従来品よりも充電時間を短縮。たばこカプセルやバッテリーの残量が分かるディスプレイを搭載した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.