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焼肉きんぐ、幸楽苑、ワタミに「配膳ロボット」が続々登場 変わる従業員の働き方:感染リスク低減(2/4 ページ)
大手外食チェーンで配膳ロボの導入が進んでいる。人手不足解消や、感染リスクの低減が目的。働き方はどう変わるのか。
幸楽苑は33店舗に導入
幸楽苑ホールディングスは20年8月27日、本宮店(福島県本宮市)でAIを活用した非接触型の自動配膳ロボット「K-1号(ケー・イチゴウ)」の実証実験を開始した。このロボットも、ワタミと同じPEANUTSだ。
お客がテーブルに設置してあるタブレットで料理を注文後、スタッフが調理を開始。完成した料理をロボットのトレーに乗せ、タッチパネルで指示するとお客の席まで料理を運ぶ。料理を受け取ったお客が、ロボットの音声案内に従ってセンサー部分に手をかざすと、自動で厨房に戻る仕組みだ。
導入の目的は、配膳時における接触を避けるとともに、店舗スタッフの負担を軽減することだ。従業員は接客に集中できるようになる。
現在、配膳ロボットを導入しているのは33店舗(3月15日時点)。広報担当者によると、混雑時に店舗を安定して運営するのに役立っているという。今後の配膳ロボットの導入計画は「検討中」とのこと。
同社は、注文や会計などの際、従業員とお客の接触を減らすために「完全セルフシステム」対応の店舗を増やしている。9月末までに165店舗に導入するのが目標だ。ロボット導入やセルフシステムの自動化で、従業員の感染リスクを低減するとともに、負担を減らせるような働き方の実現を目指す。
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