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焼肉きんぐ、幸楽苑、ワタミに「配膳ロボット」が続々登場 変わる従業員の働き方:感染リスク低減(3/4 ページ)
大手外食チェーンで配膳ロボの導入が進んでいる。人手不足解消や、感染リスクの低減が目的。働き方はどう変わるのか。
大戸屋も導入スタート
大戸屋は2月18日、ソフトバンクロボティクスの配膳・運搬ロボット「Servi(サービィ)」を、自社で運営する「大戸屋ごはん処」4店舗に順次導入していくと発表した。まず、神奈川県にある東急日吉駅ビル店で稼働を始める。
サービィは高性能のセンサーを装備しており、人や物を避けながら料理を運ぶ。最短60センチの幅を通過することが可能で、人ともスムーズにすれ違えるという。どの方向からも料理を載せられる。総積載量は最大30キロなので、重い食器や複数の料理も一度に配膳できるメリットがある。
大戸屋がサービィを利用する狙いは「店舗の業務効率化や顧客満足度の向上に加えて、来店客との直接的な接触を削減するなど、ニューノーマル時代に合った使い方ができる」ことだという。
業務効率化に関しては、食事をテーブルまで運ぶ従業員の補助役としてサービィを位置付ける。コロナ禍の影響で勤務を控えるアルバイトが増えているため、ロボットを使って人手不足を補うとしている。さらに、従業員の負担が軽減されるため、多くの時間を接客業務に充てられることもメリットとして挙げている。特に、従業員の確保が難しい昼や夕方の早い時間帯に稼働させることを想定している。今後、活用方法を検討しながら導入拡大を検討するとしている。
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