コラム
ご当地、お酒、宇宙 「亀田の柿の種」商品開発の裏側:今年55歳(2/4 ページ)
「亀田の柿の種」が誕生し、今年で55年目。これまで発売されたのは数百種類にのぼるが、最近はどういった商品が売れているのか。亀田製菓の広報に聞いたところ……。
「梅しそ味」がヒット
亀田の柿の種の中でも大ヒットした商品の一つが、「梅しそ味」だ。「もともと期間限定商品として発売しましたが、お客さまから再販を求める声が多く、定番商品になりました。現在、好調なのは『濃厚梅ざらめ』。亀田の柿の種は、今までおつまみのイメージが強かったのですが、おやつの食シーンを狙って発売したところ、お客さまから高い評価を得ており、大変売れています」
「幅広い年齢層に売れているのは、塩だれ味ですね。『ソルト&ペッパー』『無限塩だれ味』など、時代に合わせて味も名前も変えていますが、塩系はおやつにもおつまみにも楽しめて、老若男女問わず好きな人が多く、社内でも“間違いなく売れるフレーバー”のポジションを確立しています。今年も期間限定で『やみつき塩だれ味』を販売しています。
また、毎年大好評いただいているのが、明治さまとのコラボ商品。明治さまとの企画は10年以上続いており、今年も1月に『亀田の柿の種チョコ&アーモンド』を期間限定で販売したところ、大ヒットを記録しました」
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