コラム
ご当地、お酒、宇宙 「亀田の柿の種」商品開発の裏側:今年55歳(4/4 ページ)
「亀田の柿の種」が誕生し、今年で55年目。これまで発売されたのは数百種類にのぼるが、最近はどういった商品が売れているのか。亀田製菓の広報に聞いたところ……。
カツカレーをリアル店舗で販売
昨年、マツコデラックスを起用したキャンペーン「亀田の柿の種? 何なの問題」では、亀田の柿の種は「おやつ」「おつまみ」「それとも何?」という問いを投げかけ、「眠気覚まし」「主食」など、さまざまな意見が10万件以上届いた。そこで集まった食べ方提案をベースに生まれたのが、金沢カレーの元祖「チャンピオンカレー」とコラボした「亀田の柿の種 Lカツカレー」だ。くだいた亀田の柿の種をカツの衣に使用することで、カリッとザクザクした食感と、醤油とピーナッツに香ばしい香りが漂うようにした。
「コロナ禍で、お客さまが家で過ごす時間が増えているなか、家族団らんのおやつ、宅飲みのおつまみ、ひと手間加えたレシピへの活用など、亀田の柿の種を通して家での時間がもっと楽しくなればと思っています」
亀田の柿の種。今後も目が離せない。
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