コラム
「境界戦機」「30 MINUTES SISTERS」――BANDAI SPIRITSはなぜ新作を次々に発表したのか(1/3 ページ)
3月16日〜19日にかけてBANDAI SPIRITSから新しい取り組みが次々と発表された。なぜタイミングが重なったのか、その狙いは何か。プラモデルに詳しいライターのしげるさんが分析する。
ロボットアニメを数多く手掛けるサンライズのグループ企業SUNRISE BEYONDと、ハイターゲット向け商材を得意とするBANDAI SPIRITSが深く関わる新作ロボットアニメ「境界戦機」。その登場機体を題材にしたプラモデルの発売がアナウンスされた。番組開始は2021年秋。主役メカである「ケンブ」の1/72スケールキットも、番組開始に合わせて発売される予定だ。
主人公機であるケンブをデザインしたのは、工業デザイナーの奥山清行氏率いるKEN OKUYAMA DESIGN。フェラーリやマセラティのカーデザインで知られる奥山氏だが、2019年にガンダム放送40周年を記念して発売された「HG 1/144 ガンダム G40 (Industrial Design Ver.)」では、人間のように動いていた劇中のガンダムとプラモデルのガンダムとのギャップを工業デザイナーとしての見地から埋めるような設計を見せた。「境界戦機」は、このガンダムG40に続いてバンダイと組んだ作品ということなる。
関連記事
- コロナ禍の“映画鑑賞”どう変わる? 激動の「ストリーミング戦争」 Netflixは会員数500万人にほぼ倍増
ここ1年で人々の消費の形が変化し、特に映画の受容形態は大きく変わった。新作の公開の場としてストリーミングサービスが活用されている。 - 累計出荷数7億個! バンダイが、40年の集大成”究極のガンプラ”「UNLEASHED」発表 12月に世界で順次発売
BANDAI SPIRITSは、「ガンプラ」40周年の集大成として『PERFECT GRADE UNLEASHED 1/60 RX-78-2ガンダム』を発表した。価格は2万5000円(税別)。12月に日本を含む全世界で順次発売する。 - バンダイ、KDDIの人気ガラケー「INFOBAR」をカプセルトイで販売 市場拡大に注力
バンダイは、KDDIが販売していた携帯電話をミニチュアサイズで再現した「ガラケーコレクション〜au ver.〜」を、1月末にカプセル自販機で発売する。 - バンダイ、高級カプセルトイブランドを展開 最大2500円の価格設定が可能に
バンダイは、新型カプセルトイ自販機「ガシャポンステーション」に専用ユニットを取り付けることで、最大2500円の商品展開を可能にする「プレミアムガシャポン」の展開を発表した。 - バンダイナムコ、過去最高の業績の裏で 姿を消した「妖怪ウォッチ」
バンダイナムコホールディングスの17年度決算は売上高・純利益ともに過去最高。その裏で、かつて同社の業績をけん引していた「妖怪ウォッチ」が、IP別売上高のリストから姿を消した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.