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餃子の王将、コロナ禍で店外売り上げが急増 「自社配達」か「ウーバー」か問題を考える:飲食店を科学する(1/5 ページ)
コロナ禍でも「餃子の王将」が好調。デリバリーとテークアウトが業績を押し上げた。「うちもマネしようかな……」と思っても簡単にいかない理由とは?
皆さんこんにちは。飲食店コンサルタントの三ツ井創太郎です。1都3県の緊急事態宣言が明け、少しずつではありますが飲食店にお客さまが戻ってきています。しかし、外食企業にとって非常に厳しい状況が続いてることに変わりはありません。
今回は、コロナ禍でさまざまな取り組みを行い、成果をあげている「餃子の王将」を紹介します。日本全国に直営店526店舗、FC店206店舗を展開する中華料理チェーンです。
コロナ禍の「餃子の王将」の業績
餃子の王将を展開する「王将フードサービス」の2020年4〜12月における業績(連結)を見ていきます。
売上高は605億1100万円(対前年比マイナス5.3%)、営業利益は46億2400万円(同マイナス22.7%)。コロナの影響で4〜12月の累計では減収減益となっています。しかし、同社の業績を細かく分析していくと、20年10月には前年同月を上回る過去最高の売り上げを更新。10〜12月においては増収増益(前年同期比)を達成しています。
多くの外食企業が大幅な赤字決算に苦しんでいる一方、コロナ禍の9カ月間で46億円もの営業利益を達成した「餃子の王将」。次項では、その取り組み内容を詳しく見ていきます。
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