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“非効率”なブライダル企業が、コロナ禍でもいち早く黒字化できそうな理由:結婚式が激減(2/4 ページ)
コロナの影響でウェディング業界が苦しんでいる。そんな中“非効率”なサービスを提供していたある企業がいち早く黒字化しそうだという。なぜなのか?
“非効率な経営”が逆に良かった?
ブラスは3月、通期(21年7月期)で黒字化する見通しだと発表した。厳しい事業環境の中で、徹底的なコスト削減を進めるなど、売り上げがとれない環境への適応を進めてきた。
他社もコスト削減を進め、赤字脱却に向けた取り組みを行っている。来期にはコスト削減の成果が出るだけでなく、コロナが収束して結婚式を行うカップルが増加すると見込まれることから、業績は回復する可能性が高い。大手の一角を占めるツカダGHDも、21年12月期で黒字転換を見込んでいる。しかし、中間期では営業赤字を見込んでいる。こういったことから分かるように、ブラスは他社より早く収益を回復できそうな状況だ(競合他社の多くが3月決算なので7月決算のブラスと比較しにくい面はあるが)。
なぜ、ブラスはいち早く黒字化できそうなのか。それは、少ない式典数でも利益を出せるモデルを作ってきたことが影響している。あえて競合との差別化のために、“非効率な運営“を行ってきたことが、コロナ禍で効果を発揮したのだ。
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