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「鬼滅」の大ヒットに恵まれた東宝が決算を発表 通期の結果は?:コロナの影響大(2/3 ページ)
東宝が通期の連結決算を発表した。『鬼滅の刃』の大ヒットに恵まれたが、業績はどうだったのか?
演劇事業も苦戦
演劇事業では、20年10月の新作演目から、ほぼ通常の公演を実施してきた。しかし、21年1月の緊急事態宣言を受け、販売可能座席数の制限、舞台と観客の間の距離の確保、終演時間の変更などを行った。
『Endless SHOCK -Eternal-』(21年2〜3月公演)においては、緊急事態宣言の影響で、自治体から要請の要請を受け、一部公演で販売可能座席数に制限を設けた。また、公演関係者がコロナに感染したため、『イフ/ゼン』(1〜2月公演)の全公演を中止した。一方、新しい収益源の確保のため、有料のライブ映像配信を行った。外部公演では、東急シアターオーブで『プロデューサーズ』(20年11〜12月公演)や『マリー・アントワネット』(21年1〜2月公演)を上演。こちらは堅調に稼働した。
全体としてはコロナの影響を大きく受けたため、営業収入は79億円(54.7%減)、営業損益は11億円の赤字(前期は41億円の黒字)だった。
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