パーソル総合研究所は4月19日、残業時間の実態に関する調査結果を発表した。テレワーカーと出社者で残業時間を比較したところ、テレワーカーの方が長いことが分かった。
調査によると、コロナ禍前に残業時間が10時間以上と回答したテレワーカーは合計で55.5%、出社者では39.6%だった。また、コロナ禍後でもテレワーカーが44.7%、出社者は31.4%といずれもテレワーカーの方が残業時間が長い傾向にあった。
コロナ禍前後で残業時間は変化しただろうか。比較するとコロナ禍前の平均残業時間は全体では17.0時間だった一方、コロナ禍後では14.2時間と全体で2.8時間減少した。働き方別で見るとテレワーカーは3.0時間、出社者では2.6時間短くなった。
調査は2020年8月26〜31日、インターネットで実施した。20〜59歳の正社員(テレワーカー、出社者いずれも1000人)を対象とした。
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