ニュース
仮想通貨の預託金残高1.4兆円 対前年6倍で過去最高
JVCEA(日本暗号資産取引業協会)は、国内仮想通貨取引業者の預託金残高などを公表した。それによると、2021年3月の仮想通貨現物の預託金残高は、過去最高の1兆4100億円となった。1年前から6.1倍に増加している。
JVCEA(日本暗号資産取引業協会)は、国内仮想通貨取引業者の預託金残高などを公表した。それによると、2021年3月の仮想通貨現物の預託金残高は、過去最高の1兆4100億円となった。1年前から6.1倍に増加している。
好調な仮想通貨価格を背景に、取引所の口座数も順調に増加した。3月の口座数合計は432万口座。1年前から1.3倍に増加している。一方で、全体のうち稼働している口座数は255万口座となっている。
この1年で、仮想通貨の代表格であるビットコインの価格は約6倍に上昇しており、これが預託金残高の伸びをけん引した。3月の仮想通貨現物の取引高は、ビットコインが他を大きく引き離してトップとなっており、月間で2兆6501億円となっている。
ビットコイン価格は4月半ばに一時700万円を超えるところまで上昇したが、その後急落。4月26日には518万円まで下がったが、その後急騰し、27日時点では580万円を超えるなど、値動きが激しい状況になっている。
関連記事
- ビットコイン、700万円突破 米取引所コインベースの上場も追い風に
ビットコインの価格が700万円を突破し、過去最高値を更新した。4月14日16時の時点で703万円(bitFlyer)となっている。 - ポルトガル2.5国分の電力を消費するビットコイン 仮想通貨の脱炭素化はなるか?
ビットコインが大量の電力を消費することはよく知られている。その量は1260億kWh以上。実にポルトガル2.5国分以上、アルゼンチン1国分に相当する電力だ。一方で、世界は今、脱炭素化、カーボンニュートラルに向けて急速に動いている。 - ビットコイン価格を押し上げた機関投資家 日本の状況は?
2020年年末から年初にかけて、ビットコイン価格は200万円台から400万円超まで上昇し、過去最高値を付けた。これをけん引したといわれるのが、米国の上場企業や機関投資家による購入だ。では国内の上場企業や機関投資家の仮想通貨に対する動きはどうなのか。 - ビットコインのファンダメンタルズとは何か? ARKレポートから読み解く
この1年で540%もの価格上昇を見せたビットコイン。米国企業や機関投資家が買っているともいわれ、新たな資産として見られることも増えてきた。しかし、ビットコインについてまわるのが「本質的な価値がない」という言葉だ。では、ビットコインのファンダメンタルズとは何だろうか? - ビットコイン、6万ドルを超え過去最高値 時価総額は1.1兆ドルに
ビットコインは3月13日の週末、6万ドルの大台を超え過去最高値を更新した。2月中旬に5万ドルを超えてから、約1カ月でさらに1万ドル上昇した。日本円では一時672万円を付け、同じく過去最高値となった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.