「ロボアドバイザー」オリコン満足度ランキング WealthNaviが総合1位に
oricon MEは、投資運用サービス「ロボアドバイザー」の顧客満足度ランキングを発表した。総合1位にはウェルスナビの「WealthNavi」が選ばれた。2位には楽天証券が運営する「楽ラップ」、3位はお金のデザインが運営する「THEO」という結果になった。
oricon MEは、投資運用サービス「ロボアドバイザー」の顧客満足度ランキングを発表した。総合1位にはウェルスナビの「WealthNavi」が選ばれた。2位には楽天証券が運営する「楽ラップ」、3位はお金のデザインが運営する「THEO」という結果になった。
長引くコロナ禍による先行きの不透明さから、個人の資産運用により将来に備える動きが広がっている。そんな中、AIが投資に関するアドバイスやポートフォリオの提案を行い自動的に運用するサービス「ロボアドバイザー」は、ここ数年で市場を大きく伸ばしている。
「WealthNavi」は全6つの評価項目別ランキングでも、「運用設定のしやすさ」「運用実績の納得感」「提供情報の充実さ」の3項目で1位を獲得しており、運用面に関してとくに高評価を得ていることがうかがえる。
利用者からのコメントには「投資などの知識がまったくないまま始めましたが、手続きも簡単で運用も分かりやすく誰にでも始められやすいと思った」(30代・女性)や「積み立ての設定が簡単ですぐに始められることや、アプリ画面が見やすいのがいい」(30代・男性)など、手軽さや分かりやすさが評価される声が挙がった。
今回の調査は、インターネット上で、ユーザーのリスク許容度や運用目的からポートフォリオを自動で作成し、投資商品の売買や相場状況に応じたリバランスを自動で行う資産運用サービスを提供する企業に該当する7社を対象とした。2021年1月29日〜2月3日の期間、ロボアドバイザーを利用し、かつ1年以上運用を行っている20歳〜84歳の1463名を対象に調査を実施した。
関連記事
- ロボアドのWealthNavi、預かり資産3000億円突破
ロボアドバイザーサービス「WealthNavi」を提供するウェルスナビ(東京都渋谷区)は、10月9日時点で、預かり資産残高が3000億円を突破したと発表した。口座数は34万口座を超えた。 - WealthNavi、初のNISA対応ロボアド「おまかせNISA」
ロボアドバイザーサービス「WealthNavi」を運営するウェルスナビ(東京都渋谷区)は12月8日、2021年初春にNISAに対応したロボアド「おまかせNISA」を提供すると発表した。NISA対応のロボアドは初。 - 日興証券、THEOの証券業務を吸収分割 ロボアドNo.1を目指す
SMBC日興証券は、ロボアドバイザーサービス「THEO」を運営するお金のデザイン(東京都港区)から、証券業務部分を吸収分割すると発表した。8月1日に実施する。金融テクノロジーを活用したい日興証券と、新たな成長戦略を模索するお金のデザインの狙いが一致した形だ。 - AIが投資する時代 「FOLIO ROBO PRO」はAIで何を予測するのか
投資におけるAIの活用方法は幅広い。航空写真を使って原油のタンクや駐車場の混み具合をチェックし、需要予測を行うといったものから、SNSやニュースサイトの文章を解析して暴落の前兆を見つけ出すものまでさまざまだ。FOLIOが新しくスタートさせたROBO PROでは、各資産の将来の値上がり率(リターン)の予測にAIを使った。利用したのは、為替予測などで金融機関に幅広く採用されているAlpacaJapanの技術だ。 - 米国で人気 人とアルゴリズムを組み合わせたハイブリッド型ロボアドバイザーは日本でも増加するか?
米ロボアド市場の成長の原動力の一つとなっているのが、純粋なアルゴリズムだけではなく、そこに人間のアドバイスを組み合わせるという、ハイブリッド型アドバイザーだ。国内でも、地銀と連携してロボアドを販売する動きがあるが、果たして上陸できるのだろうか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.