Web面接は難しい? 22卒「内々定に自信ない」が6割以上:広がる不安
22卒学生のうち、内々定獲得に自信を持てない人は6割超──こんな結果が、学情が実施した「内々定獲得の自信と就職活動状況」調査で判明した。
22卒学生のうち、内々定獲得に自信を持てない人は6割超──こんな結果が、学情が実施した「内々定獲得の自信と就職活動状況」調査で判明した。
6割超が不安 「Web面接では自信が持てない」
4月下旬時点で内々定を獲得していない学生のうち、内々定獲得に「自信がない」割合は26.0%、「どちらかといえば、自信がない」は35.6%。合わせて6割以上の学生が、内々定獲得に自信を持てていないことが分かる。一方、「自信がある」「どちらかといえば、自信がある」と回答した学生は13.2%にとどまった。
「自信がない」とした学生からは、「Web面接では、面接官の反応が分かりにくく、なぜ通過できたか、なぜ通過できなかったかの分析をしにくい。面接の振り返りができないので、面接に自信が持てない」「リアルの面接は緊張してしまい、うまく話せない」などの声があった。
3月以前の就活開始が約8割
就職活動の準備や情報収集を開始した時期について、「広報解禁(3年生の3月)よりも前」と回答した学生は合わせて78.2%を占めた。1・2年生時から就職活動準備を始めていた学生は16.4%だった。広報解禁以降に開始と回答した学生は21.8%だった。
「1・2年生」や「3年生夏まで」に就職活動準備を開始した学生からは「周囲と比較しても、就職活動の準備をしっかりできていると思う」「就職活動の軸は決まっているので、自信を持って自分をPRしたい」といった声が寄せられた。
4月下旬時点では「説明会」や「一次選考」に参加中
就職活動において、4月下旬時点で取り組んでいることは「説明会、Web説明会への参加」が58.7%で最多。次いで、「一次選考(面接、Web面接)への参加」が47.8%という結果になった。
学情は、4月下旬に「説明会」や「一次選考」に参加する学生は、「一度最終選考などを経験し、再び企業探しをする学生」と「大学3年生の3月や、4年生になってから情報収集を開始し、説明会や一次選考の参加を進めている学生」の2つの層に分かれていると推察する。
調査は、同社が4月19〜28日にインターネットで実施。567件の回答を得た。
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