調査リポート
学生の上京意識に変化 地元での就職希望が5年ぶりに増加:22年卒学生に調査(2/2 ページ)
マイナビが「22年卒 大学生Uターン・地元就職に関する調査」の結果を発表した。約6割の学生が地元(Uターン含む)での就職を希望していることが分かった。
地元企業への就活で障害に感じること
地元企業への就職活動で障害だと感じていることについて尋ねた。その結果「交通費」と回答した割合が前年比12.7%減の13.3%となった。コロナ禍で県をまたぐ移動の縮小、就職活動のオンライン化が進み、地元との往復にかかる交通費が大幅に減っていることが要因とみられる。一方で、「距離・時間」と回答した割合は19.1%で、前年の18.1%より微増している。
コロナ禍による急速なテレワークやリモートワークの推進、企業のオフィスの在り方の変化などにより、学生の上京への意識の変化がわかる結果となった。学生の今後の選択に注目が高まる。
今回の調査は、2022年3月卒業見込みの全国の大学生、大学院生を対象にWeb上で実施した。調査期間は3月18〜4月6日で、有効回答数は5910人。
関連記事
- 東大生と京大生が「ここで働きたい」と思う企業ランキング 1位はいずれも……
オープンワーク(東京都渋谷区)が「就活生が選ぶ、就職注目企業ランキング」を発表した。 - バブルの名残 温泉街の「大型施設」が廃墟化 鬼怒川と草津の違いと「大江戸温泉物語」の戦略
コロナ禍がもたらす温泉街への影響は甚大だが、「温泉の魅力」として考えさせられるのが“街づくり”という点だ。筆者は「施設そのもので集客できる強い宿は例外的で、温泉地の魅力自体が集客を左右する」と指摘する。 - 「働き方改革」の具体的な取り組み 3位「長時間労働の是正」、2位「残業の削減」、1位は?
学情が企業の人事担当者357人を対象にアンケートを実施。「働き方改革」に全社的に取り組んでいる企業は78.2%だった - 予約数は20万個以上 なぜモスバーガーは「月2回、金曜限定」の食パンを販売するのか
すっかり定着した「高級食パン」ブーム。モスフードサービスが展開するモスバーガーが3月から食パンを発売している。 - 仕事のストレス症状 3位「頭痛や肩こり」、2位「焦りや怒りやすい」、1位は?
コロナ禍での外出自粛や勤め先の業績悪化など、ストレスを感じる人が増えているのではないか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.