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モスフードサービス、コロナ禍でも増収増益 ドライブスルー型店舗が堅調:決算を発表
「モスバーガー」を展開するモスフードサービスが2021年3月期通期の決算を発表した。コロナ禍でも、増収増益だった。
「モスバーガー」を展開するモスフードサービスは5月14日、2021年3月期(20年4月〜21年3月)通期の連結決算を発表した。売上高は719億7200万円(前年度比4.3%増)、営業利益は14億2200万円(同34.1%増)、純利益は9億9700万円(同173.1%増)だった。
国内のモスバーガー事業においては、20年7月に看板商品の「モスバーガー」を3年ぶりにリニューアルした。また、商圏、立地、客層、顧客の利用動機に合わせて店舗形態などを変えていく取り組みを推進した。テークアウト専門店を新規出店する一方、「モスバーガー&カフェ」への業態転換を進めた。
コロナ禍の影響を受け、宅配、ネット注文、セルフレジ、キャッシュレス決済などの対応を進めた。郊外のドライブスルー店舗の売り上げが堅調だったこともあり、国内事業の売上高は590億9800万円(同7.2%増)、営業利益は41億2000万円(同23.4%増)だった。
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