人気のプレミアム食品 3位「デザート」、2位「パン類」、1位は?
伊藤忠グループのリサーチ会社、マイボイスコム(東京都千代田区)が「プレミアム食品・飲料に関する調査」を実施した
直近1年間にプレミアム食品・飲料を購入した人の割合は5割強で、2014年と比較すると「パン類」が増加――。伊藤忠グループのリサーチ会社、マイボイスコム(東京都千代田区)が実施した調査で分かった。
直近1年間にプレミアム食品・飲料を購入した人のうち、購入した商品で最多だったのは「ビール」で20.6%だった。次いで「パン類」(19.8%)、「お菓子・デザート」(17.6%)、「コーヒー、コーヒー飲料」(16.4%)と続いた。14年調査と比べると「パン類」が7.9ポイント伸び、5位から2位に上昇している。
購入理由は「おいしいものを味わって食べたい・飲みたい」(53.7%)が最も多く、「ぜいたくな気分を味わいたい」(41.7%)、「頑張った自分へのご褒美」「価格が高い分、おいしいという期待がある」が各20%台と続く。特に「おいしいものを味わって食べたい・飲みたい」は女性、「ぜいたくな気分を味わいたい」「頑張った自分へのご褒美」「ストレス解消」は若年層での比率が高かった。
普段から購入するプレミアム食品・飲料は「ビール」が最多で23.4%だった。購入場所は「スーパー」(62.8%)が突出しており、14年調査と比べると「コンビニエンスストア」「デパート」が減少していた。プレミアム食品・飲料の購入頻度が1年前と比べて増えた人は13.9%にとどまり、「変わらない」が74.7%と大部分を占めた。
通常より少し価格が高くても買ってもよいと思う食品・飲料は、「国産」が最も多く40.6%だった。特に「国産」「添加物不使用、無農薬、有機栽培など」は、女性で比率が高い結果となった。
高級食パンブームが続いていることもあり、調査では「プレミア食パンをよく買う」「休日にちょっと高めのパンに四つ葉のバターを塗って食べる」といった声が寄せられた。また、「国産」への信用度は依然高く、信頼できる産地や素材、生産者の商品は少し高価でも買いたいという消費者の思いが伺える結果となった。
調査は4月1〜5日、インターネットで実施。1万62件の回答を得た。
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