2回目以降の「転職のデメリット」調査 突出して多かった2つの「回答」とは:メリットもある(1/2 ページ)
転職回数は多いほど不利になるという指摘がある。実際のところはどうなのか。2回以上転職経験のある500人に聞いたところ……。
求人情報サイトを運営するビズヒッツ(三重県鈴鹿市)は、2回以上転職経験のある500人を対象に実施した「転職1回目と2回目以降の違いに関する意識調査」の結果を発表した。
「転職1回目と2回目以降の違い」を聞いたところ、「違いがあった」と「違いはなかった」と答えた人はほぼ半分ずつだった。
「違いがあった」と答えた人からは「書類の通過率が下がった」「面接で聞かれる内容が違う」といった声があった。一方で「違いはなかった」と答えた人からは「企業がこちらをどう見るかよりも、自分のほうが転職先候補の企業に対して必要以上に慎重になってしまう」という意見が寄せられた。
一般的に2回目の転職は1回目より不利になりやすいとされている。しかし、初めての転職後に会社が合わず「また転職したい」と思う人も多いのではないか。
そこで「2回目以降の転職ならではのデメリット」を聞いたところ、「退職・転職理由を考えるのが大変」(139人)、「長続きしないと思われる」(133人)が突出して多かった。次いで「待遇が悪くなる」(46人)という結果に。
「退職・転職理由を考えるのが大変」と答えた人からは「1回目の転職より転職理由が重要になる。なんとなくやふわっとした理由だとかなり不利にはたらく」(20代男性、2回転職)、「前回の転職の理由を聞かれて、2回目の面接官を納得させるのは難しいと感じた」(40代女性、4回転職)といった声が寄せられた。中には「1回目は退職理由を聞かれなかったが、2回目は細かく聞かれた」という人もいた。
「長続きしないと思われる」と答えた人は「短期間での2回目の転職だったので『続けられない人』という印象を持たれやすかった」(20代女性、2回転職)、「長期間同じ会社にとどまれないタイプと思われてしまうため、採用が難しくなったと思う」(30代男性、5回転職)と警戒されている雰囲気を感じとった人が多数いた。
「待遇が悪くなる」と答えた人からは「転職回数が多いと正規社員として採用されづらくなり、紹介予定派遣や派遣として選ばれることが多くなった」(30代女性、4回転職)、「転職回数が増えるほど、給与面が下がりがち」(40代男性、4回転職)という意見もあった。
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