ニュース
「お菓子ドンキ」と「お酒ドンキ」に行ってみた 品ぞろえから見えた“初挑戦”の狙い:東京駅の目の前(3/5 ページ)
「お菓子ドンキ」と「お酒ドンキ」がオープンした。グループ初となるお菓子とお酒に特化した品ぞろえをしているのが特徴。プレオープン日に取材した結果は?
贈り物需要を狙った「山崎」や「ドンペリ」
通路に面した高級酒コーナーも存在感がある。入手困難になりつつあるサントリーのウイスキー「山崎」や「響」を陳列しており、多くの人が足を止めていた。
シャンパンの品ぞろえも充実している。1本数万円もするドンペリがいくつも並んでいた。
記者が確認できた中で、最も高額だったのは32万7800円の「マッカラン25年」だった。
このコーナーでも「贈り物には良いお酒」とPOPで強くアピールしており、旅行や出張のついでにパパっと購入したい利用客のニーズを意識している。
遊び心のある「ウイスキーがちゃ」
店内では、ワイン、焼酎、クラフトビールなども販売しているが、遊び心のある仕掛けもあった。それは、「ウイスキーがちゃ」コーナーだ。紙袋に入った100本のウイスキーが並んでおり、3850円で販売している。購入するまで中身は分からない。POPには「『響21年』(7万6780円)が当たる確率は100分の1」や「『シングルモルト山崎』(1万780円)は100分の6」と分かるように記載してある。同コーナーの横には、同じような趣旨のシャンパーニュの福袋売り場もあった。
福袋形式の販売は他の酒販店でも行っているが、コーナー名や演出の仕方に“ドンキらしさ”を感じた。
関連記事
- レゴランドってそんなにひどいの? 家族を連れて行ってみた
「隣接する商業施設からテナントが撤退」「水筒の持ち込み禁止」などのニュースで注目を浴びているレゴランド。ネット上では酷評する声もあるが、実際はどうなのだろうか。記者が家族を連れて遊びに行ってみた。 - スシローとくら寿司 「価格帯」と「シャリ」から見えた戦略の“決定的”な違いとは
大手回転寿司チェーンのスシローとくら寿司。標準的な寿司の重さはほぼ一緒。しかし、価格とシャリの違いから戦略の違いが見えてきた。 - スーパーの「アピタ」と「ピアゴ」がどんどん“ドンキ化” 一方で住民から不安の声も
スーパーの「アピタ」と「ピアゴ」が“ドンキ化”している。運営会社は2022年をめどに、約100店舗を業態転換する方針だ。その一方で、生まれ変わる予定のアピタ岐阜店の周辺住民からは不安の声が出ている。 - 「100円×3個=301円」問題でセブンが公式に謝罪 見習うべきは「イオン方式」か
「税込100円×3個=301円」問題で混乱が起きたセブン。お客が困惑した根本原因は事前告知が不足していたことだ。ただ、イオンが採用する価格表記を採用する道もあったかもしれない。 - 「たばこは無言で買う時代」 セブンが実験店で掲げた“秀逸”すぎるコピーの意味とは?
セブンが実証実験を継続的に行う拠点がある。実際に行ってみると「たばこは無言で買う時代」というコピーがあった。どんな意味があるのか? 実際にたばこを買ってみた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.