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「お菓子ドンキ」と「お酒ドンキ」に行ってみた 品ぞろえから見えた“初挑戦”の狙い:東京駅の目の前(4/5 ページ)
「お菓子ドンキ」と「お酒ドンキ」がオープンした。グループ初となるお菓子とお酒に特化した品ぞろえをしているのが特徴。プレオープン日に取材した結果は?
お菓子ドンキに行ってみた
一部コーナーにおける“夜”の演出が印象的だったお酒ドンキと違い、お菓子ドンキは女性や小さい子どもでも入店しやすい雰囲気だ。
同店最大の特徴は、各国のお菓子を集めた「ワールドイーツ」コーナーだ。近年人気が高まっているアジアの輸入菓子を中心に取りそろえている。4月28日にオープンした「ドン・キホーテ下北沢店」(東京都世田谷区)をはじめとして、同社は都心部の店舗でこのコーナーを増やしている。現在、コロナ禍の影響で思ったように旅行ができない人も多い。自宅で過ごす時間を充実させる手段として、海外のお菓子が支持されているようだ。
通路に面した棚には、台湾のパイナップルケーキや、スペインのトルティーヤなどが所狭しと並んでいる。価格帯も数百円〜数千円と幅広い。2000円近くするお菓子の詰め合わせもあり、お土産需要に対応している。
お菓子以外もある
店名は「お菓子ドンキ」だが、菓子類以外も扱っている。例えば、大手ラーメンチェーン「一蘭」のカップ麺や袋麺を並べた棚がある。また、「タコソース」といった調味料も扱っている。
店内で特に目をひいたのが、昆虫食コーナーだ。パック詰めされたイナゴなどが並んでいる。利用客に驚きを与えるとともに、アミューズメント性を訴求する売り場だと感じた。
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