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「中小企業デジタル化応援隊事業」はDXを推進できるか:第2期がスタート(3/3 ページ)
「中小企業デジタル化応援隊事業」、第2期というのがはじまるらしい。デジタル化を国からの中小企業へのデジタル化支援というのはこういうことなのだろうか。
少なくとも、魅力ある提案書にするだけでも2日や3日かかりそうだし、そもそも、詳細な業務内容の精査や調査なく、効果的な提案などできるはずがない。
こういう仕事を本物のITコンサルやSEがやるとはまったく思えない。必然的にアルバイトや副業としてやるのか、小さなSierの社員が登録し、会社が公認にして仕事をするかたちか(この場合、収益は会社にいくはずでコンサルやSE個人のうまみはない)。
受け側にしても、業務のデジタル化は、本来、仕事の仕方やバリューチェーンそのもの、あるいは製品サービスまで変えようとするのだから、これで本当にノウハウがたまっていくのだろうか。
なかには、すばらしい出会いがあり、経営者の意識が一変し、このあとにイノベーションが進展したという事例が生まれる可能性もゼロではないだろう。
とにかく、デジタル化による業務改革、イノベーションが不可欠なのは間違いない。取り組む意識を含めた本当のナレッジをどうすれば共有できるのか、まだまだ課題は多い。(猪口 真)
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