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メルカリ、業績予想を上方修正 最終益が従来予想から2倍超に:前期は赤字
メルカリが2021年6月期通期業績予想を上方修正。最終益が50億円(前期は227億円の赤字)になる見通しだ。広告宣伝費などを減らし、増益を見込む。
メルカリは6月23日、2021年6月期(20年7月〜21年6月)通期業績予想を上方修正し、最終益が50億円(前期は227億円の赤字)になる見通しだと発表した。従来予想(21年4月時点)では21億円としていたが、広告宣伝費などを減らし、増益を見込む。
売上高は1060億円(前期は760億円、従来予想は1030億〜1060億円)、営業利益は45億円(前期は193億円の赤字、従来予想は15億円の赤字〜15億円の黒字)に上方修正する。
メルカリの国内事業の好調に加え、メルペイでは定額払いの利用が増え、収益力が高まっているなど「グループの収益基盤を徐々に強化できている」(同社)という。こうした結果、広告宣伝費などを想定以上に削減しながら、目標の売上高を達成できると判断した。
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