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富士急行で「サイクルトレイン」の実証実験 新しい観光スタイルの確立目指す:西武多摩川線でも実施
富士急行は6月24日、自転車やロードバイクと一緒に乗車できるサービス「富士急サイクルトレイン」の実証実験を開始すると発表した。
富士急行(山梨県富士吉田市)は6月24日、自転車やロードバイクと一緒に乗車できるサービス「富士急サイクルトレイン」の実証実験を開始すると発表した。鉄道×自転車という新しい観光スタイルを確立し、富士五湖観光のさらなる活性化につなげる考え。
対象区間は富士急行線大月〜河口湖間。大月駅、都留市駅、谷村町駅、都留文科大学前駅、三つ峠駅、下吉田駅、月江寺駅、富士山駅、河口湖駅の9駅を乗降可能駅とし、上記区間や駅では、自転車を解体したり、折りたたんで専用の袋に入れたりせずにそのまま乗車できるようになる。
富士五湖周辺には、東京オリンピックの自転車競技ロードレースのコースとなっている山中湖があり、サイクリストの中でも年々人気が高まっているエリアだという。鉄道利用による新たな移動手段の選択肢を提供し、同エリアの活性化につなげたい考えだ。
また、同社は観光誘客の側面だけでなく、買い物や外出時などに利用することで、沿線地域に住む人の利便性も向上するとしている。実験期間は6月26日〜7月16日で、持ち込める車両にはステッカーを掲示する。
西武鉄道も、西武多摩川線でサイクルトレインの実証実験を行うと発表している。期間は7月1日〜9月30日で、利用客の行動範囲を広げ、地域交通の利便性拡充を図るほか、自動車に比べCO2の排出量が少ない電車と自転車を組み合わせ、環境に配慮した移動手段の選択肢を提供するとしている。
新しい移動手段として「サイクルトレイン」は定着するだろうか。
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