ニュース
近鉄、12200系車両を貸し切って自由に過ごすイベント開催:時間の使い方は「お客次第」
近畿日本鉄道は、「12200系車両」4両編成を貸し切る体験イベント「12200系車両 Special thanks 」を開催すると発表した。
近畿日本鉄道は、2021年8月のラストランをもって引退する「12200系車両」4両編成を貸し切る体験イベント「12200系車両 Special thanks 」を開催すると発表した。少人数で車両を貸し切るイベントは、同社初の試みとなる。
イベントは、青山町車庫(三重県伊賀市)で同車両を1時間貸し切って過ごせるようにしたもの。募集人数は最大7組14人で、1組2人まで。
時間の使い方はお客次第とした。車庫線内での運転体験のほか、車内放送や扉開閉操作などの車掌体験、車両担当社員による車両解説などを用意したものの、それ例外の要望は「可能な限り対応させていただきます」(同社)としている。
12200系車両は、今年2月に定期特急列車としての運用を終了。4月に臨時特急列車としての運転や撮影会を行ったところ好評で、多くの人から引退を惜しむ声があったという。
開催日時は7月17日午前9時〜午後4時で、同社の公式Webサイトで申し込みを行う。価格は1人あたり12万2000円。代金には、発駅から青山町駅までの往復運賃、イベント費、記念品代などが含まれ、発駅は関西地区(大阪・京都・奈良府県内)、東海地区(愛知・三重県内)の同社指定駅とした。
関連記事
- JR東、相模線に新型車両「E131系」投入 安全性や利便性向上
JR東日本は6月17日、相模線に新型車両を投入すると発表した。 - 東京メトロ、半蔵門線の新型車両を公開 40年活躍した8000系の後継で8月導入予定
東京メトロは6月2日、半蔵門線に投入する新型車両「18000系」を報道陣に公開した。 - 京阪、5000系の引退時期を延期 座席が天井から降りる「5扉車」
京阪電気鉄道は、京阪本線・中之島線を走行する5000系車両の運転終了時期を9月頃に延期すると発表した。 - バブルの名残 温泉街の「大型施設」が廃墟化 鬼怒川と草津の違いと「大江戸温泉物語」の戦略
コロナ禍がもたらす温泉街への影響は甚大だが、「温泉の魅力」として考えさせられるのが“街づくり”という点だ。筆者は「施設そのもので集客できる強い宿は例外的で、温泉地の魅力自体が集客を左右する」と指摘する。 - 京王電鉄、5000系新造車両を導入 日本初の座席も
京王電鉄は4月14日、5000系新造車両を導入すると発表した。リクライニング機能付きのロング/クロスシート転換座席を搭載する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.