JR東日本は6月17日、相模線に新型車両を投入すると発表した。車内の快適性向上や乗客への情報提供の充実、バリアフリー化の推進を図るほか、モニタリング技術を活用し、安全性・安定性の向上を目指す。
投入する車両はE131系で、4両編成を12編成、合計48両を新造する。2021年秋頃からの営業運転を予定している。投入する線区は相模線の茅ケ崎〜橋本間、横浜線の橋本〜八王子間。
車両の前面デザインは、湘南の海と波の水しぶきを水玉模様で表現した。また、前面と側面には濃淡2色の青色を配した。遠くまで広がる湘南の海をイメージしたという。座席のカラーも相模川や湘南の海をイメージし、ブルー系のツートンカラーを採用した。
車体の幅を広げ、座席幅を拡大するほか、フリースペースを各車両に設け快適性を向上させる。また、運行情報や乗換案内を表示する17インチの大型ディスプレイを一部のドア上部に設置し、情報提供の充実を図った。
セキュリティや安全面の対策として、各車両の客室に車内防犯カメラを設置。従来の車両では1両に1カ所だった非常通報装置を4カ所に増設する。
また、モニタリング技術を活用し、車両搭載機器や線路設備の状態監視機能を搭載。故障の予兆を把握し事前に対処することでさらなる安全性・安定性向上を図る。
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