2015年7月27日以前の記事
検索
コラム

リモートワークを続けて1年、なぜ次第に生産性が落ちたのか? 原因は1つではなく……人事施策のよくある誤解と失敗例(5)(1/2 ページ)

リモートワークを続けて1年、業務に支障はないのに生産性が落ちてしまったH社。どのような要素を見直すべきなのだろうか?

Share
Tweet
LINE
Hatena
-

 あらゆる人事施策には、メリットとデメリットがあります。他社にとっては良い施策でも、自社で導入してみると合わなかったということも起こり得ます。

 リモートワークに関しても同じです。本記事では、よくある事例を紹介したのち、リモートワークにおいて社員のパフォーマンスを左右する要素をご紹介します。


リモートワークに悩む企業が多い(提供:ゲッティイメージズ)

リモートワークに対する悩み 〜H社の事例〜

 H社はサプリメントや漢方薬などの企画や通信販売を行っている企業です。商品の開発やコールセンター、梱包発送などは外注することでスリム化を図っています。

 昨年から新型コロナウイルスへの対策として、必要がない限り全ての社員に自宅で業務を行ってもらうように、完全リモート化に切り替えました。女性社員が多く、「通勤がなく、時間が有効に使える」「家事や育児と両立できる!」といった声も多数あり、緊急事態宣言解除後も社員の希望に合わせてリモートワークを行っています。

 しかし、最初はあまり気にならなかったものの、徐々に社員の働きぶりが悪くなってきたように感じます。業績目標も達成していません。

 社員の希望に合わせてリモートワークを継続しており、業務に支障がある訳でもないのに、社員のパフォーマンスが上がらないのは、一体なぜでしょうか?

       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る