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アクア新CMのワケ、三洋電機とハイアールの融合が生み出す新潮流:家電メーカー進化論(6/6 ページ)
家電メーカー「アクア」は、他社にはない先進的な機能のある製品や技術力の高さで人気があった旧三洋電機の流れを受け継ぐメーカー。今年4月には、人気俳優の長谷川博己氏を起用し、ブランディング目的のテレビCMを大々的に展開した。今までにはないCM展開の意図は何なのか。アクアの吉田庸樹COOに聞いた。
今後は業務用比率の拡大を目指す
――今後は、どういった方向性を目指しているのでしょうか?
今回は家庭用の家電製品の話がメインになりましたが、アクアはコインランドリーや施設用の業務用洗濯機で、70%の国内シェアを持っています。
7月には業務用商品として、旧三洋時代のドラム式洗濯乾燥機に搭載していたオゾン技術を使った、除菌や脱臭に効果的な「オゾン水スプレー COS-21A」と「オゾンガス発生器 COG-AS1」を発売します。昨今のコロナ禍においては今後も除菌市場へのニーズが続くことを見据え、その市場に向けた商品です。
現在の家庭用商品と業務用商品の売り上げ比率はおよそ6対4程度ですが、今後は業務用の商品にも力を入れたいと思っています。
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