バイクと自転車を両立した「こがない自転車」発表 手軽な移動手段目指す:19万8000円
電動モビリティを開発、販売するEVスタートアップのAmpereは、「こがない自転車」をコンセプトにした電動原付「KOGUNA(コグナ)」を発表した。価格は19万8000円。
電動モビリティを開発、販売するEVスタートアップのAmpere(東京都世田谷区)は、「こがない自転車」をコンセプトにした電動原付「KOGUNA」(以下、コグナ)を発表した。価格は19万8000円。同社ECサイトで一般販売を開始している。
2つの走行モードを搭載し、バイクモードではハンドルのアクセルレバーを操作することで加速する。アシストモードではペダルをこぐことでモーターが作動し、こぐ動作を補助する。
なお、いずれのモードで使用する際も法律上は「原動機付自転車」となるため、歩道や自転車専用道路の走行はできない。
車体はアルミフレームを採用し、無駄な樹脂部品をすべて省くことで軽量化を追求。重量は約30キログラムと、一般的な原付バイクの3分の1、電動アシスト自転車と同程度の重さに抑えた。また、42V500Wの高出力モーターやファットタイヤ、ディスクブレーキを搭載することで、道路環境の悪い場所やアウトドア用途にも利用可能な走行性能を備えた。
コグナは5月からクラウドファンディングサイト「Makuake(マクアケ)」上で先行予約販売を開始。565万円の応援購入を経て、今回一般販売を開始した。当面は東京、神奈川、埼玉、千葉のみで販売する。
コロナ禍では三密を避けるため、自転車など単独での移動手段に注目が集まっている。同社は自転車のような手軽さに原付バイクの機動力を備えることで、中距離の通勤や買い物の足としての需要に勝機を見出す。
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