スノーピーク、同社初の温浴施設を中心とした複合型リゾート 22年春開業:本社敷地を約15万坪へ拡張
スノーピークが、温浴施設を中心とした複合型リゾート「FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS」を2022年春に開業すると発表した。
スノーピークが、温浴施設を中心とした複合型リゾート「FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS(フィールド スイート スパ ヘッドクォーターズ)」を2022年春に開業すると発表した。新潟県三条市にある本社の敷地を拡張し、温泉施設のほか、宿泊施設やレストランを併設する。
スノーピークの新潟本社はキャンプ場を併設していて、これまで「Snow Peak HEADQUARTERS Campfield」として提供してきた。今回、敷地を約5万坪から約15万坪へ拡張し、キャンプに備わる「衣食住」に加え、「働く」「遊ぶ」の要素を追加した複合型リゾートとして展開する。
同設計の設計は世界的建築家である隈研吾氏が手掛ける。露天風呂は、日本三百名山の一つである粟ヶ岳の眺望を楽しむことができるようにし、サウナはたき火を囲むような設計とした。
レストランは生産者とのつながりや地元の食材を生かし、地域の魅力を発信できる場所とする考えだ。オープンキッチンを採用し、ライブ感を演出するほか、全面ガラス張りで、自然を身近に感じられるように工夫する。また、さまざまなニーズに対応できるよう、別棟でプライベートルームも併設する予定だという。
宿泊施設は、ヴィラ棟(2タイプ、3棟)と、隈研吾氏とスノーピークが共同開発したモバイルハウス「住箱-JYUBAKO-」の併設を予定している。
同社は今後、新潟本社の敷地をキャンパーだけでなく、さまざまな人が楽しめる空間へ展開する考え。また、世界中の企業やクリエイターを集め、世の中にないモノコト開発を行うコンソーシアム型のR&D推進拠点を目指すとしている。
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