調査リポート
コロナ禍2年目の夏休み 過ごし方に変化は? 外出希望者は増加:アウトドア人気高まる(2/2 ページ)
アース製薬は、全国の小学生以下の子どもをもつ女性を対象に「21年親子の夏休みの過ごし方に関する調査」を実施した。
お出かけ自粛派は、「自宅・自宅周辺」で遊ばせる傾向
今年の夏休みに家族で出かけたいと思わないと答えた31.4%のお出かけ自粛派に、その理由を聞いた。最も多かったのは、「新型コロナウイルス感染症のリスクが心配だから」(90.4%)、次いで「お金がかかるから」(24.2%)だった。どこで子どもを遊ばせたいと考えているか聞いたところ、最も多かったのは「自宅・自宅の周辺」(83.4%)、次いで「近所の公園」(54.1%)、「祖父母の家」(36.9%)だった。昨年も「自宅」「近所の公園」が多く、近場なら屋外で子どもを遊ばせたいという思いに変化はないようだ。
自身または配偶者の実家に帰省する予定があるか聞いたところ、42.8%が「はい(帰省する予定がある)」と回答した。また帰省する予定がない人でも、11.9%がビデオ通話での「リモート帰省」の予定があると答えた。
ビデオ通話機能などを使って実家の家族と交流する「リモート帰省」。直接会えずとも、オンライン上でギフトを一緒に選んで送ったり、食事を楽しんだりする「オンライン帰省土産」を提案するサイトも登場している。リモート帰省は、コロナ禍での選択肢の一つとして浸透しつつあるようだ。
今回の調査は、全国の小学生以下の子どもをもつ女性を対象に、インターネットで実施した。期間は21年5月31日〜6月2日、有効回答数は500人。
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