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なぜ洋服の青山は、スナックのママを“AI化”したのか:悩み相談チャットボットサービス(1/2 ページ)
青山商事が、スナックのママを“AI化”した悩み相談チャットボットサービス「AIチャットボット スナックママ『よしこ』」を公式Webサイトで公開した。
「洋服の青山」を展開する青山商事は7月7日、スナックのママを“AI化”した悩み相談チャットボットサービス「AIチャットボット スナックママ『よしこ』」を公式Webサイトで公開した。
サイトを開くと、哀愁のある音楽と共に「いらっしゃい」との声が流れるようにし、スナックの雰囲気を演出。よしこママは、宮崎市のスナック「華酔亭」のママ、茶圓イツ子さんをモデルとした。
画面に下に表示されるチャットボットでママに悩みを相談すると、その悩みに対してママが返答する仕様とした。例えば「コロナで同僚とのコミュニケーションが減った」との質問には、「コミュニケーションが取れないと嘆くんじゃなくて、あなたが率先してみんなとコミュニケーションをとっていけばいいのよ」といった返答をしてくれる。
実際のママたちの対応や会話をもとにデータベースを構築していて、多くのユーザーと会話するほどAIが学習し、リアルなママへと成長するという。
同社は「ママたちの優しさや温かさを感じ、悩みが軽くなるような、ホッとして、クスッと笑って元気がもらえるようなAIチャットボットを目指しています」と説明する。しかしなぜ、紳士服大手の青山商事が「悩み」を聞くチャットボットを開発したのだろうか。
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