ニュース
「マスクで顔が分からない」問題をあえて“アナログ”で解決 名古屋の印刷会社がアイデア名刺発売:自分の顔とその場で合成(2/2 ページ)
名古屋市に本社を構える長屋印刷が、顔半分を印刷した「スマイル名刺」のオンライン注文を開始した。
昨年は「名刺マスク」を発売
同社は、2020年10月にマスクに名刺情報を印刷した「名刺マスク」を販売。メディアに取り上げられるだけでなく、SNSでも話題となった。
しかし、社名や所属部署、名前などがマスクに印刷されているため、「取引先に会う場合しか着用できない」など、利用シーンが限られていた。ならばマスクではなく、名刺に顔写真を印刷すればよいのではと思い立ったという。
スマイル名刺の発表後、フリーランスやクリエイターなどを中心に反響があるという。また、腕を伸ばして顔にかざす必要があるため、SNSでは「ソーシャルディスタンスを保てる」といった予想外の声も挙がっている。
料金は20枚で1320円から。専用サイトを使って自分でレイアウトを決める「セルフコース」(PCのみ)と、スマートフォンなどで撮影した顔写真を登録し、プラス770円で切り抜きや加工を代行する「おまかせコース」を用意した。
老舗の印刷会社が、あえてアナログな挑戦をする。商談の場で「くすっと笑える」アイデア商品として受け入れられるか。
関連記事
- なぜ洋服の青山は、スナックのママを“AI化”したのか
青山商事が、スナックのママを“AI化”した悩み相談チャットボットサービス「AIチャットボット スナックママ『よしこ』」を公式Webサイトで公開した。 - 洋服の青山、セットで1万円を切る機能性スーツ発売 「2着目スーツ」として訴求
洋服の青山を展開する青山商事が、上下セットで1万円を切る機能性スーツ「ゼロプレッシャースーツ」を発売すると発表した。 - ユニクロ・ワークマン参入で危機 AOKIの“4800円スーツ”は起死回生の一手となるか
リモートワークの普及とともに「常時オフィス出勤」というこれまでの常識が通じない現在、ビジネススーツ業界にも新しい潮流がうまれて来ている。 - バブルの名残 温泉街の「大型施設」が廃墟化 鬼怒川と草津の違いと「大江戸温泉物語」の戦略
コロナ禍がもたらす温泉街への影響は甚大だが、「温泉の魅力」として考えさせられるのが“街づくり”という点だ。筆者は「施設そのもので集客できる強い宿は例外的で、温泉地の魅力自体が集客を左右する」と指摘する。 - 転職活動でしんどかったこと1位は「不採用が続いた」 成功に向けて工夫したことは?
転職活動を乗り越えてきた人たちは、どのようなしんどさを体験し転職活動を上手に進めるためにどのような工夫をしてきたのだろうか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.