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「定年制」必要派は56.2% 何歳まで働くか:賛否両論(1/2 ページ)
スタッフサービス・ホールディングスは、「定年制」についての意識調査を実施した。その結果、定年制については賛否両論に。
スタッフサービス・ホールディングス(東京都千代田区)は、「定年制」についての意識調査を実施した。その結果、「定年は必要」と考える人が56.2%、不必要と考える人が43.8%と賛否両論に。
また、「自身や自身の子どもが何歳まで働くイメージか」との質問には、「65歳」と答えた人がもっとも多かった。
自身にとって、一定の年齢で会社を退職する「定年制」が必要かどうかという質問に対して、必要派が56.2%(必要18.9%+どちらかといえば必要37.3%)、不必要派が43.8%(不必要10.7%+どちらかといえば不必要33.1%)で、賛否両論となった。
年代別では特に50〜60代で不必要派の割合が高くなっており、フリーコメントでは「昔に比べて今の60歳はまだまだ若い。70代の方たちも現役で働いてる方がたくさんいらっしゃる」「元気な高齢者が増えているので、どんどん働けばいいと思う」などが聞かれた。
一方、新しい働き方や多様な働き方に好意的な傾向が見られる20〜30代の若年層は、定年制の賛否が分かれる結果に。 20代では60.0%、30代では59.0%が「定年制は必要、あるいはどちらかといえば必要」と答えた。
フリーコメントでは、「定年を目標に働き続けることができるから」「若い世代への交代をかねて必要だと思う」などが聞かれた。
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